「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」を読んだ感想(前半まで)ネタバレ無し
SF小説で「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」というのを見つけて買ってみました。
その簡単な感想を書いておこうと思います。
ネタバレはせず、簡単な感想です。
いやはや、これがですねぇ・・・
表紙のこの感じだと、ロボット物だと思うじゃないですか!
否!
ロボット物ではありません!
なんでやねん!詐欺か!
まあ、正確にいうと、前半(上巻)はほとんど出てきません。下巻になればちょっと出てくるみたいです。
ロボット物というより、スパイ物、ってノリの話です。戦争物というのも違う。
タイトルである「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」という名の通り、アメリカ(USA)が日本との戦争に負けて「USJ」になっちゃった!って設定です。
設定だけ聞くと、我々日本人としては、読みたくなるでしょ?なんせ本当の歴史では負けてんだから(苦笑)
しかもこれ、書いたのは外人さんです。
日本びいきの外人さんってのは、昨今多いですが、小説界にもこんなのが現れました。
でも、イマイチなんですよねー(苦笑)
設定を聞くと、スケールの大きな架空戦争物語を思わせるんですが、そんなにスケールは大きくないです。スパイ物っぽい小さいスケールです。
そして、前述しましたが、ロボット物っぽい表紙デザインでありながら、ロボット物ではないんです。
こうなると、なんか期待はずれなんですよ。
すごいヘタクソな小説ではないんですが、こちらの期待とは全く違うので、やっぱり面白いか?と問われれば、イマイチ。
パスタだと思って食べたら、創作ソバ料理だった、みたいな感じです。別に創作ソバが極めて不味いわけではないんですが、パスタだと意気込んでた分、落胆が大きい。
なんかねー、それならヘタにロボットとか出さずに、架空の世界のスパイ物で良かったんじゃないか?と思います。
もし、ガンダムの新作映画が出たとします。ガンダムはぜんぜん出てこず、宇宙でもなく、基地内の人間ドラマだったらどうします?それが良くできた話だったとしても、「ガンダムでやるんじゃねえよ!」って、つっこむと思います。
まあ、作者がシリーズ化を狙っていて、今後はロボット戦争の話になる・・・かも?